健康コラム

在宅診療って、最期まで家で過ごす人のための医療ですか?(続編)(院長コラム第7回)

Column

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在宅診療って、最期まで家で過ごす人のための医療ですか?(続編)(院長コラム第7回)

Q:在宅診療って、最期まで家で過ごす人のための医療ですか?(続編)

A:在宅診療の具体的な内容として、当院では大きく3つのパターンで取り組んでいます。

一つ目は、定期的な訪問診療です。医師や看護師が計画的にご自宅や施設を訪問し、診察や薬の調整、健康状態の確認を行います。通院では見えにくい生活環境や日常の変化を把握できるため、患者さん一人ひとりに合わせた医療を提供できることが特徴です。また、ご自宅での状態を継続的に把握することで、体調のわずかな変化にも早期に気づき、重症化する前に対応できる点も大きな利点です。

二つ目は、ボツリヌス治療による痙縮の緩和です。脳卒中後や神経疾患による手足のこわばりに対し、在宅で治療を行うことで生活のしやすさを高めます。注射により動きやすさ(Activity of Daily Living=ADL)が改善し、ご本人だけでなく介護されるご家族の負担軽減につながります。

三つ目は、精神科医による施設往診です。認知症や不安、不眠などの症状にも、住み慣れた環境の中で安心して治療を受けていただくことが可能です。

これらの医療は、地域のクリニックの先生方と連携しながら提供しています。日常的な診療はかかりつけ医と協力し、専門的な対応や急変時には病院がバックアップする体制を整えています。

このように在宅診療は、身体と心の両面を支えながら、地域全体で患者さんを見守る医療です。必要に応じて入院医療ともつながることで、安心して暮らし続けられる環境を支えていきます。

当院ホームページの在宅診療室(在宅診療室|藍野病院(大阪府茨木市))でもご相談方法をご案内しておりますので、ぜひご参照ください。