診療科・部門

在宅診療室

在宅診療とは

在宅診療とは、通院がむずかしい方のご自宅や施設に、医師と看護師が計画的・定期的に訪問し、診療や健康管理を行う医療サービスです。
住み慣れた場所で安心して過ごせるよう、医療面と生活面の両方から支えます。

安心のポイント

「病院がしっかりサポート」

  • 「家に帰りたい。」
    「最期は家で過ごしたい。」
    「退院後の生活が不安。」
  • 「1人で通院が難しい。」
    「まだ通院できているけど、将来が不安。」

このようなお悩みや不安・希望をお聴かせください。お力になれるようお手伝いさせていただきます。
急に体調をくずされた場合でも、当院のベッドで対応可能です。

「在宅診療室」について

当院は地域医療を担う病院として、2025年6月に「在宅診療室」を立ち上げ、訪問診療を開始しました。
急速に進む超高齢社会において、住み慣れたご自宅で暮らし続けることは、多くの方が望まれています。
私たちは、地域に根差した医療を大切にし、その思いを支えるために在宅医療に取り組んでいます。
在宅診療では、「治し支える医療」を通じて、治療するだけでなく、患者さんとご家族の暮らしに寄り添い、安心できる毎日を支えることを大切にしています。医師・看護師・訪問看護ステーション・薬局などと連携しながら、継続的にサポートいたします。

ご利用について

①対象となる方

②診療内容

③初回訪問までの流れ

④ご利用料金

①対象となる方

ご自身での通院がむずかしい方です。具体的には、次のような方が訪問診療を利用されています。

  • 高齢のため筋力が低下し、自身で通院がむずかしい
  • 介護タクシーを利用して通院
  • 日常的に介護が必要
  • 退院後に自宅での療養が必要
  • 慢性疾患で自宅での治療が必要
  • 自宅での緩和ケアを希望される
  • 最期の時間を家族と一緒にご自宅で過ごしたい

1度お問い合わせいただきましたら、ご病状などのお話をおうかがいしたうえで、訪問診療の対象となるかの判断をさせていただきます。お気軽にご相談ください。

②診療内容

基本的な診療

  • 診察および処方
  • 健康状態の観察
  • 各種検査(血液検査・尿検査等)

特殊治療

  • 緩和ケア
  • 終末期医療(看取りを含む)
  • ボツリヌス療法(痙縮治療)

予防および相談支援

  • レスパイト入院対応
  • 障害者手帳申請の書類
  • 寝たきり・フレイルの予防
  • ご家族が抱える不安への対応
  • 療養生活に関するアドバイス全般
  • 各種予防接種
  • その他、ご病状に応じて可能な範囲で対応いたします。

医療処置および管理

  • 創傷の処置
  • 褥瘡の予防、処置
  • 点滴管理および中心静脈栄養の管理
  • 在宅経管栄養管理
  • 在宅自己注射管理
  • 血糖値の管理
  • 在宅酸素療法(HOT)
  • 在宅人工呼吸器の管理
  • 麻薬の処方および疼痛管理
  • 尿道カテーテルの管理
  • 気管切開カニューレの管理
  • 血中酸素濃度の測定(パルスオキシメーター)
  • 簡易エコー検査
  • 動脈血ガス分析

③初回訪問までの流れ

初診時には、次のものをご用意ください。

  • かかりつけ医からの紹介状(かかりつけ医がいらっしゃる場合)
  • 健康保険証
  • 医療証(お持ちの方)
  • 介護保険証(お持ちの方)

まずは
お電話

お気軽にお電話ください。

藍野病院 在宅診療室
TEL:072-621-3750(直通)
FAX:072-627-7633
受付時間:月曜日〜金曜日9:00〜17:00

面談

医師が事前面談をさせていただきます。

自宅での訪問診療を始める前に、まずは当院へお越しいただき、医師が直接面談をさせていただきます。面談では、本人やご家族様の希望をうかがいながら、今後の診療内容や進め方についてご説明いたします。また、面談当日は、今後の診療に必要な各種検査も実施させていただきます。面談内容にご納得いただけましたら、訪問診療の契約書にご署名いただき、正式に訪問診療を開始いたします。

初回訪問

④ご利用料金

医療保険が適応されます。

月2回訪問した場合

患者負担 金額
1割 1,780
2割 3,560
3割 5,320
  • 上記金額に、検査費や処方箋発行料が加算されます。
  • 診療内容・処置により、金額は異なります。