わが国の慢性透析療法の患者さんは2009年12月で29万人であり、毎年約8000人ずつ増加しています。 平均年齢も2008年で67.2歳、割合が高い年齢層は、男性70-75歳で15%、女性75-80歳で16%を占めます。 透析導入の原疾患としては糖尿病によるものが44.5%を占め、脳卒中を合併している患者さんが増加してきています。 したがって、認知症を伴った透析患者も増えており、透析治療が困難となってきています。
当院の特徴としては精神科、老年科を持った病院であり、精神科疾患、認知症を伴った患者にも対応できる、 大阪では数少ない病院の一つです。一般の通院透析患者も約三分の一おられます。
現在は、主に血液透析が中心ですが、これからは血液浄化にも力を入れていきたいと考えています。
医師 生水清