物忘れ外来

2010年現在、日本の認知症患者数は180万人、65歳以上の高齢者の約7%に認知症が認められています。 最近では医学の進歩により、認知症になる前段階(英語での頭文字をとってMCIと呼ばれています)での 早期診断や早期治療が可能となってきており、その発症や進行を遅らせる事も出来るようになりつつあります。

当院の“物忘れ外来” は、そういった医学の進歩を踏まえて、認知症を出来るだけ早く見出し、 早期治療を行うことを目的として平成14年6月より診療を行っています。

物忘れや置き忘れ、人や物の名前が思い出せない、といったエピソードは誰でも経験するところですが、 年を重ねるにつれ多くの方が「認知症になってきたのでは?」といった潜在的不安感をもつようです。 「物忘れが多くなってきたな。」と心配される方の中には、単なる加齢による自然現象の場合もあれば、 認知症の前段階の場合、気分が沈んでいる(うつ状態)場合、ほかの身体的疾患が潜んでいる場合など 決して単一ではありません。さらに認知症であってもアルツハイマー病以外にもいくつもの違った原因 による認知症があり治療法や対処も違ってきます。当外来では、最初にMRIや脳血流検査などによる 原因の検索、認知機能を心理検査で客観的に評価した上で治療をさせて頂きます。

この外来が、患者さんが認知力に何らかのハンデキャップを持ちながらも、その方らしく日常の生活を 営んでいけるための一助となればと考えています。

なお、当外来は予約制になっておりますので、あらかじめ病院に連絡の上ご予約をよろしくお願い申し上げます。

院長 杉野正一