当院は急性期治療から社会復帰までを積極的に推進している606床の入院ベッドを有する精神科病院です。
入院中の患者様には精神科作業療法、外来通院患者様には精神科デイ・ケアと当院の長所を生かした診療活動を行っており、最近では往診、訪問看護、患者QOL向上のための単剤化にも力を入れ、社会復帰を目指す患者様により良質な医療の提供に取り組んでいます。
なかでも単剤化は病院全体として取組み、単剤化が進んだことで便秘、過沈静などの副作用が軽減し患者QOLが著しく向上、社会復帰に向けた大きな一歩となっています。単剤化は誤薬、服薬業務の軽減といった利点をもたらし、職員が患者様および他部署職員と関わる時間が今まで以上に増え、患者様の社会復帰の雰囲気作り、チーム医療の促進に貢献しています。
また、スタッフの自立活動による各種研究班の活動も患者様の社会復帰に強く寄与しています。例えば「嚥下咀嚼研究班」では長年に渡り病棟で口腔ケアを実施、呼吸器疾患が大幅に減少しました。当院ではこの他にも内科医が院内に常駐し身体合併症にも力を注いでいます。