臨床心理科

はじめに

当科では、からだやあたまの病気から生じるこころの悩みや気がかりについて、臨床心理士が心理検査や心理療法を用いながら、解決に向けたお手伝いをしています。
また他職種と協力しながら、患者さまとご家族が安心して入院生活や退院後の生活を送れるよう、お役に立ちたいと考えております。

心理検査について

ひとには各々特有のこころのあり方、ものの見方があります。それらを客観的に理解して、今後の治療や援助の方向性を探るために心理検査を実施しています。 代表的な心理検査には、パーソナリティを捉える性格検査、もの忘れなどについて調べる認知機能検査、知的機能の特徴などを調べる知能検査などがあります。
なお、これらの心理検査は医師の指示のもとに実施しております。

心理療法について

こころの悩みや気がかりに感じていることについて、お話しを聴かせていただき、共に考えながら、こころの整理や問題の解決を図り、 こころの健康の回復をお手伝いさせていただきます。例えば、障がいをもつお子様に関する療育上の相談や、糖尿病など長期にわたる自己管理が必要な場合に生じやすいストレスの相談などにも応じております。
また上記以外にもさまざまなニーズに応じております。

その他

心理検査や心理療法以外にも他職種と連携を図りつつ、皆様の回復に向けたお手伝いをしております。

認知症 家族のつどい
日々の介護の中で生じる、様々な悩みやストレスを分かち合うなど、情報交換の場です。医師や精神保健福祉士と連携し、 介護の中で生じる悩みやストレスを軽減する目的から、参加者同士の交流を深めるお手伝いをしております。
糖尿病教室
長期間にわたり自己管理が求められる糖尿病の場合、他の病気と比べてストレスがたまりやすいといわれています。 そのため当院では、栄養管理科、リハビリ、薬剤師とともに糖尿病教室にてストレスマネジメントについて話題提供をしております。