老年心身医療センターのご紹介
当院では、<真に地域に貢献する病院とはどういうものか?>ということを医師をはじめ職員が模索しています。認知症があって入院しても、時に精神科医のフォローを受けながら一般病棟で身体治療を受けられる方も大勢います。精神症状があり一般病棟で治療が難しい方でも認知症の患者さん対応の病棟で精神治療を受けながら、内科・外科・整形外科を含む全科の治療を受けることが可能となっています。
外来部門としては、物忘れ外来があり、ここでは精神科医が早期診断・早期治療を目標に介護者の話にも耳を傾けるために完全予約制で対応しております。早期診断の意義は認知症にも治療可能なものがあり、また進行するものでも進行を遅らせる薬も出来ているからです。早期治療の意義は、治療を早期から行い患者・介護者に適切なアドバイスを行うことで精神症状が出ることを防ぐことも出来るからです。
また、認知症の予防から終末期まで切れ目のない医療を実現するために、かかりつけ医の先生方と連携するシステムを構築しています。今後は、なるべく在宅で介護したいという家族の希望にも、かかりつけ医の先生方と協力して応えていきたいと考えています。
老年心身医療センター 副センター長 園田薫
リエゾン医療センターのご紹介
当院は、45年前に精神科単科病院として創設され、35年前に身体科が加わり、身体疾患を合併した精神科患者さんを受け入れ、身体的、精神的な総合的加療を行ってきました。
小生が入職して22年になります。入職前、一般の精神科病院で勤務していましたが、身体疾患を合併した患者さんの受け入れ先が無く切歯扼腕すること頻りでした。また、器質性精神障害患者を身近に抱えていました。安心して身体治療を受けられる所、精神症状があっても受入れてもらえる所が必要であることを強く感じていました。丁度そのような折に、当院に勤務されていた尊敬する先生から声を掛けて頂くこととなり、入職することとなりました。
身体科の先生方とチームワークを組んで、身体疾患、精神疾患に悩む患者さんの治療にあたり、元気になった患者さんの笑顔を見ることが、何よりの喜びです。
病院の体制も幾多の変遷を重ね、現在は、① 精神科合併症病棟(男子病棟・女子病棟の2病棟合わせて99床、閉鎖)での治療 ② 一般科病棟(7病棟369床)でのコンサルテーション・リエゾン活動 の2本柱となっています。
身体合併症としては、骨折、悪性腫瘍、慢性腎不全、糖尿病、肺炎、脊損、悪性症候群、横紋筋融解症、脳血管障害、イレウス、廃用症候群、慢性閉塞性肺疾患、白内障、膠原病、脳挫傷、脳炎、高次脳機能障害、総胆管結石、肝硬変、膿胸、悪性リンパ腫、胃瘻増設、腹部刺創など多岐、多科にわたります。
大阪府、兵庫県、京都府の精神科病院から、これらの身体合併症の患者さんを受け入れ、身体疾患が改善した時点で、元の病院に戻ってもらうというシステムで運営しています。
リエゾン医療センター センター長 石井博













