内科

あいの認知症プロジェクト-患者さまへの取り組み

ダイバージョナルセラピー(DT)ワーキンググループ

ダイバージョナルセラピー(DT)とは、『一人の人間がより楽しく意味のある生活を送るために必要なものを計画的に探し意図的に生み出していくためのあらゆる手段・手法』のことです。

活動目的(高齢者DTの目的)

  • 生活の質(Quality of life:QOL))を高める
  • 精神的・身体的・社会的に適応力を高め、生活の中に満足と自信を取り戻します。その人が主体の生活の場としてライフスタイルの環境づくりを行います。

活動内容


ダーイバージョナルセラピーでは、認知症病棟4病棟合同での行事を2カ月に1回のペースで行っています。 のど自慢大会や病棟対抗運動会などを実施し、他病棟の患者さんや職員と交流したり、他患者さんとの競争の中で 喜びやくやしさなどの感情を引き出すことができるような関わりをしています。



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園芸療法 ワーキンググループ

活動目的

植物を育てることを中心に、植物や植物の育つ環境、植物に関連する諸活動を通して、身体や精神機能の維持・回復、生活の質の向上を高める。

活動内容

園芸療法では、病院の敷地内に約60㎡の畑を設け、そこで野菜や花を育てている。 植物は身近なもので季節感もあり、自分達が植えて育てたものを収穫し、飾る、調理する、食べる、分けることで、自分達の作業の成果を実感する事ができている。 また、畑仕事については、患者さんから助言をいただく事もあります。

活動実績

  • 第15回 認知症ケア学会大会 平成26年5月31日~6月1日
    『当院における非薬物療法について(ポスター発表 テーマ)』
    柿木香里



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緩和ケア(タクティールケア) ワーキンググループ

タクティールケアとは、相手の手や背中にゆっくりと包み込むように触れることにより、不安な感情を取り除いたり、 痛みを和らげたりする効果があるとされるスウェーデン生まれのタッチケアです。 「タクティール」は、「触れる」という意味を持つラテン語の「タクティリス(taktilis)」に由来します。 その言葉が示す通り、タクティールケアはつぼや筋肉を刺激するマッサージとは違い、継続的に優しい接触を行うことが特徴です。 それにより安静ホルモンとも呼ばれているオキシトシンの分泌を促し、オキシトシンが体内に広がることで、 安心感をもたらすといわれています。

活動目的

緩和ケアワーキンググループでは、当院に入院された患者様の不安や苦痛を軽減し、精神的に安定してお過ごしいただけるように、タクティールケアを実施しています。

活動内容

  • 認知症治療病棟における認知症患者様への実践
  • パーキンソン・リハビリ教育入院での実践
実際に施術を受けた患者さんからは「気持ちよかった」「手がぽかぽかと温かくなった」との感想をいただいています。
現在は、看護師、臨床心理士、病棟クラークの計6名がタクティールケアⅠの認定資格を取得して活動しています。 ご興味のある方はぜひ、病棟スタッフにお尋ねください。

活動実績

  • 第17回 認知症ケア学会大会 平成28年6月4日~5日
    『認知症患者に対するタクティール®ケア導入の試み』
    田岡恵 金城恵美子 横山蛍 林郁子 山本奈津子 蓮池沙緒里 中野明子 園田薫 杉野正一







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チーム医療 ワーキンググループ

活動目的

住み慣れた地域で暮らせるように、多職種(医師・看護師・作業療法士・臨床心理士・精神保健福祉士・介護福祉士・薬剤師など)の連携と情報共有により、入院期間の短縮を目指しています。

活動内容

  • 1.退院支援パスを作成・導入し、院内および地域のケアスタッフが連携して退院支援をおこなっています。 退院支援パスとは、期間ごと・職種ごとに支援や評価をまとめたスケジュール表のことです。 この退院支援パスは当院で作成した認知症の患者さまに特化したスケジュール表になっています
  • 2.定期的に多職種によるカンファレンス(話し合い)を行ない、退院支援に向けてのバリアンス(問題となっていること)を明らかにします
  • 3.明らかになったバリアンス(問題となっていること)を解決し退院へ導いていきます


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活動実績


  • 第16回 認知症ケア学会大会 平成27年5月23日~24日
    『認知症治療病棟での2ヶ月退院を阻害するバリアンスの分析』
    菅沼美佐子
  • 第15回 認知症ケア学会大会 平成26年5月31日~6月1日
    『多職種で作成した退院支援パスの運用における効果』
    菅沼美佐子







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環境支援 ワーキンググループ

活動目的

当グループでは、認知症の治療とケアのための環境支援に取り組んでいます。 「出来る限り開放的な環境で日光を浴びることができ、清潔が保たれ、落ち着ける環境で治療を受ける権利」 (『入院中の精神障害者の権利に関する宣言』より)に基づき、ご本人の思いを尊重し、残された力を最大限生かしていけるような支援をすることを目的としています。

活動内容

入院生活中の安全の確保と生活の支援を目的とした病棟内環境改善の取り組み

      

活動実績

  • 第17回 日本認知症ケア学会 平成28年6月4日~5日
    『転倒リスクが退院のバリアンスとなっている認知症者に対する病棟チームアプローチ』
    太田千真紀 奥迫貴子 玉置陽一 福岡裕行 園田薫 杉野正一
  • 第16回 日本認知症ケア学会 平成27年5月23日~24日
    『患者と家族のための「くつろげる」環境を求めた取り組み』
    玉置陽一 太田千真紀 奥迫貴子 福岡裕行 園田薫 杉野正一
  • 第15回 日本認知症ケア学会 平成26年5月31日~6月1日
    『患者と家族のための「くつろげる」環境を求めた取り組み』
    玉置陽一 太田千真紀 奥迫貴子 福岡裕行 園田薫 杉野正一

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