認知症治療病棟について
認知症治療病棟では、認知症に伴う症状(妄想・幻覚・興奮・夜間せん妄など)や行動(徘徊・介護抵抗など)により、自宅や施設での対応が困難になられた方を受け入れて認知症への専門的なケアを行っています。治療・生活機能回復訓練を通し症状の緩和、精神状態の安定を図り在宅復帰をめざしています。
生活機能回復訓練とは?
- ①身体機能の維持・向上
- ②知的能力低下の防止・回復
- ③他者との交流などによる、社会的能力の維持・改善
- ④日常生活動作の維持・改善
- ⑤情緒の安定化
- ⑥認知症に伴う行動の改善
- ⑦認知症の進行の遅延化
以上のことを目的に、各種の活動を用いて集団・個別のプログラムを実施しています。それによって精神症状や行動などの認知症の症状を軽減させ、在宅復帰への適応を促進させます。また、精神機能の活発化、意欲面の向上、感情表出の促進などの生活の質(QOL)の視点に立って関わらせていただきます。