- home
- 病院概要:院長ご挨拶
平成23年9月1日より医療法人恒昭会藍野病院 院長を拝命致しました。
私は永らく大阪医科大学第一内科学講座で神経内科を担当して参りました。大学病院でのさまざまな内科疾患やパーキンソン病、認知症疾患をはじめ多くの神経疾患を診させて頂いた経験を生かして地域医療の役割の一端を担うべく努力する所存でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
昭和40年に設立された当院は、現在では診療科として内科(神経内科、循環器内科、糖尿病・内分泌内科、消化器・肝臓内科、リウマチ・膠原病内科など)、外科(消化器、呼吸器)、整形外科、泌尿器科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、小児科(発達障害)、歯科、リハビリテーション科、血液浄化センター、認知症を含む精神科(リエゾン医療センタ-、老年心身医療センタ-)など総合病院に近い陣営が整い、969床を活用して良質な医療の提供を心がけて診療に携わらせて頂いております。
養老孟司氏の著書に『仕事とは、社会に空いている穴を埋めることである』の一節があります。当院が設立以来積み重ねてきた医療基盤を生かして、地域医療の空いている穴を少しでも埋めるために何ができるのか、地域に貢献できる役割とは、との視点から、現在以下の3つに力点を置き実践しております。
1.一般身体疾患の外来・入院治療
2.認知症のトータル治療
3.精神症状を伴う患者様に対する身体合併症の治療
一般身体疾患の診療では、各診療科の専門医がお互いに協力や意見交換をしながら『臓器ではなく全身から診る』姿勢をモット-に診療を行っています。とりわけ、周辺の地域にまだ専門医の少ない神経内科や糖尿病内科、リウマチ・膠原病科など、地域医療の穴を埋める役割を果たしていきたいと考えております。
認知症診療では、既に10年前より『もの忘れ外来』を開設しており、病状により入院治療も可能な体制を取っております。特に、『もの忘れ外来』では物忘れが気になりだしたごく初期からの早期診断・早期治療や介護者を悩ませる認知症に伴う精神症状などの治療に対応すべく神経内科医と精神科医が連携して外来を担当しており、他院にない当院の特色となっております。
3つめはリエゾン医療センタ-や老年心身医療センタ-で実施している精神症状を持っておられる患者様の身体合併症に対する入院治療です。認知症のみならずご高齢の患者様では、身体状況の悪化に伴い精神症状が出現することは少なからず起こります。当院はかつて精神病院として設立され、その治療の過程でみられる身体合併症もおろそかにせず『こころも身体も診る病院』を理念としてきた経緯があります。
現在は、精神疾患の治療を目的とした入院には対応しておりませんが、認知症や精神疾患をわずらっておられる患者様の身体疾患合併症の治療に対しては、内科、外科など各科と精神科の医師が併診し身体と精神の両面から治療にあたっております。このような体制を持つ病院は府下でも極めて限られており、これまでも地域の大切な役割を担ってきたと自負しております。
既に超高齢社会にあり、今後さらに後期高齢者人口の増加が見込まれる日本において、ますます必要とされる高齢者診療・老年医学の最も大切な姿勢とは、『身体とこころを合わせて診る全人的医療』です。藍野病院は、看護体制の充実をはじめまだまだ改善すべき課題も持つ発展途上の病院ではありますが、その理念の実践を通じて高齢者医療のモデル病院となることを目標として改善に取り組んでおります。
なにとぞ、ご理解、ご指導、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。













